ダメ男からの脱却

アラサー独身女がダメ男から脱却して幸せになるために悪戦苦闘する話

ダメ男遍歴②―ギャンブル依存症な彼氏「4.だれだこいつ編」―

金銭の要求が止まらない

いつまでこんな生活が続くのか・・・

 

初めて彼の要求を退けた日、思いもよらないことが起こる。

 

「お前を不幸に陥れてやる」

 

一瞬、何が起こったのか理解できなかった。今までの口調とも違う、まるで別人がしゃべっているかのようだった。白目をむき、こちらに顔を向けることなく、私に罵詈雑言を浴びせ続ける。

 

お前は不幸になる、友達を片っぱしから殺す、神様は見ている、天罰が下る、拒否したらどうなるかわかってるのか、などと、かれこれ30分はしゃべり続けていた。私の呼びかけにも反応するが、違う人としゃべっているような感覚。

 

だれだこいつ

 

そしてひと通りしゃべり終えると、いつもの彼に戻る。

あれ?俺なんかしゃべってた?

 

ホラーかよ

 

身の危険を感じた私は、これが最後だと言い、彼にお金を渡す。

 

パチンコ代が手に入ると、ご機嫌になり、いつもの彼に戻る。

 

しかし、最初にお金を渡した時点で、私と彼との関係は破綻している。あの時に追い出し、実家に帰していれば、お互い平和に暮らしていたように思う。彼を甘やかし、豹変させてしまったのは、自分の責任。だけど、私もどうすればいいのかわからず、次第に彼の言いなりになってしまう。

 

この人は多重人格者なのか。そしていつ出ていってくれるのだろうか。別人の彼はさらに言動が激しく、物を投げてきたり、自殺しようとしたりとむちゃくちゃだ。

身の危険を感じ、自分のメンタルまでやばくなりそうだと感じた私は、ついに禁じ手を使う。